ドラマ Ns' あおい  第六回 2006年2月14日放送 あらすじ&レビュー

「ハリー先生ハリー先生。」院内にハリーコールが鳴った。駆けつけた江藤は患者の呼吸不全を過換気症候群だと診断できず、あおいの力を借りて事なきを得る。同僚からは辛辣な陰口を叩かれ、小峰からは「あおいママがいてくれてよかったね。」と皮肉を言われる。
田所は、江藤を代議士笠井の担当医にする。弁膜症からの心不全だという。賄賂の噂をたてられてワケあり入院というわけだ。だがあおいは笠井の過去五年の人間ドッグのデータを江藤に渡し、高樹も、「どんな大打者でもバッターボックスでは肩の力を抜くものだ。」と、江藤の初担当を応援する。
江藤の作った食事制限を笠井は守ろうとせず、ステーキを食べさせろと言う。本当はいたって健康なのだ。孫の守がやって来て病院を走り回り、患者たちは迷惑する。
笠井に何も言えない江藤を、小峰は病院の粗大ゴミと言う。それを後ろで聞いていた総師長は、「江藤には医者としての資質がある。それが見抜けないようじゃ、あなたもまだまだね。」と言う。小峰は何も言えない。が、控え室では、「江藤は使えない。」とぼやく。
高樹の妻が病院に来て手紙を置いていった。日曜日、離婚届にサインをして持ってきて欲しいということだった。高樹の妻を知らないスタッフ達は、合コンでお持ち帰りしたスイカップの女性ではないかと噂する。
笠井の為に色々考えるものの、田所に相手にされない江藤。高樹にはドッグのデータを見ることを褒められるが、つい弱音を吐く。昔から、お前はすごいから頑張れ頑張れと言われてきたが、本当は何も、誰も期待していない。でも父母を失望させたくない・・・。家族なんていない方が楽だと。
あおいは屋上で落ち込む江藤を見つける。先生ご自身はどうしたいのかと尋ねるあおいに、江藤は自分の祖父の話をする。江藤の祖父は、他の病院が見捨てた患者を全部治してしまう、ヒーローのような医者だった。あおいは祖父のことを語る江藤に言う。「先生は人間らしい。うろたえたり、興奮したり、悩んだり・・、優しすぎるが、私は好きだ。私は担当医の江藤先生の決めたことに従う。」しかし江藤は、自分は担当医でも代打でもない、ただのボールボーイだと呟くのだった。
あおいは病院のロビーで総師長を見つけ、江藤のことをなぜ資質があると言ったのかを聞く。総師長は、江藤の祖父から、江藤が子供の頃の話を聞いたと言う。ある日鳥を連れて帰ってきた江藤が、最後まであきらめずに手当てして、ヒナを助けたというのだ。だがその後で、権威ある人間の孫を大事にしたほうが病院の為になる。とも言い、どちらを信じるかは、「あおいの自由」だと言う。
日曜日、清天グループの全体会議で医者が少ない時間、ハリーコールが。笠井がアルコールを飲んで倒れたのだ。妻に会いに山下公園まで来ていた高樹は病院へ急ぐ。だが、患者の容態は急変する。吐瀉物が器官に入り、呼吸不全を起こしたのだ。医師は江藤しかおらず一刻も早い挿管が必要だった。だが、江藤は何もできずに呼吸の止まった笠井の前で泣き崩れる。あおいは、昔鳥を救った時のことを思い出させ、江藤は代打でもボールボーイでもない。必ず助けられると言う。
あおいの励ましに奮起した江藤は、挿管に成功し、笠井は命を取り留める。
あおいによって医者としての 自信を取り戻した江藤。守にヒーローのお面を渡され、田所の強権に屈せず、笠井に食事制限を命令する。守の為にも、元気で尊敬できる政治家でいて下さいと言う江藤に、笠井も心を改める。
その夜のことだ。残業をしている最中、あおいの前で突然小峰が倒れる。


レビュー
黒の瞳、情深い唇、雰囲気はパンダ君。石原ちゃんの力演、他の俳優に助けてもらわなくても十分個性を発揮できているのではないだろうか。サスペンスの女王片平さんも、おかあさん顔で見守っていた。今回のドラマで大きな成果を残したみたいである。ストーリーには今までのものとそうそう違いがあるわけではないが、印象深い空気がドラマに流れており、レビューする方もなんでだか若返っているといった感じではないか。高樹役の柳葉さんも、役に何らかの仮想的空間を作るよう心がけているようであり、それが大きな人間肯定にも繋がっている・・と思う。(別にごり押しで言っている訳ではないが。)
物語は、ヒーローである祖父の亡霊にたいする江藤のまごころが中心になっており、院内スタッフ達のコテコテな後押しもキラリと光りを保たせた。倫理に抵触するものに没交渉をつきつけ、医療人として達観の域に到達している姿に対しては、ロマンティズムさえ感じられる。そうだった。ひとつひとつの積み重ねが明日を作るのだ。というわけで、ついついどうして力が入ってしまう・・・。


テレビドラマの時間 三田ちゃんのそら見たことか
http://mitachan.seesaa.net/
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by mitachan2006jan | 2006-02-14 23:28 | ストーリー&レビュー


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