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ドラマ Ns' あおい  第十一回 2006年3月21日放送 あらすじ&レビュー

泉田の呼吸停止から二分。あおいは電話の向こうの高樹に、挿管をやらせて欲しいと申し出る。
医療器具はアンビューしか無く、工具のレンチがある位だ。
「美空、やれ。」高樹は決断を下す。針金、ハンガー、チューブなどを使ったあおいの緊急措置で救急車が来るまでの間に泉田の呼吸は回復し、生命の危機は免れた。
だが、このあおいの行動に対し、倫理委員会が召集されることに。
あおいは病床の泉田に言う。
「約束破ってしまいました。でも後悔はしていません。」
倫理委員会で、あおいは医師法違反、高樹は指示義務違反で取り沙汰され、詰問を受ける。ナースステーションでは仲間が集まり、何かできることはないか考え、ナース、メディカルスタッフ全員の署名を取りつけて田所に提出するのだが、田所からは誰の為に医師や看護士をやっているのか、代わりならばいくらでも居ると、言いくるめられてしまう。一方田所は、病気がちの母親から電話が気になっていた。
病院に大口の寄付をしているということで田所が優先的に特別室に泊まらせていた奥田が緊急事態になる。居酒屋番長に集まって田所の悪口を言っていたスタッフ達だが、小峰へのワンコールで全員召集し、迅速な連携で奥田を救う。自分の立場が危うくなる所を助けられた田所だが、悲しい出来事が起こっていた。母親が急死したのである。屋上でぼんやりしている田所はあおいは声をかけられ、つい母親の事を話してしまい、「偉くなる事が親孝行だと思っていた。」とぽつりともらす。
倫理委員会の処分決定の前日、小峰は高樹と話をする。「田所は高樹に自分を見ているのでは・・。」地方出身だというだけでグループからつまはじきにされた田所、かたやただ患者の為にやって来た高樹、どっちが不器用なのか分からないと小峰は言う。
あおいにべったりくっついている北沢は、こんな時に他人のことを考えているあおいを不思議に感じるものの、だんだんと憧れを抱くようになっていた。あおいは北沢に、「北沢君看護士向いているよ。優しいから。」と言う。
あおいと高樹の処分が決定した。高樹は管理責任で一ヶ月の謹慎、あおいは解雇で清天会グループから追放ということになる。高樹は理事グループの面々に向かい、ルールは大事だが、あおいの取った行動は理屈ではなく、目の前で苦しんでいる人を助けるという単純な事だった、法律は、正しい事を行うためにあるのであって、人を裁くためにあるのではないと言う。幼いころに教わった、人には優しく、嘘はついてはいけない、困った人がいたら助けてあげなさい。そんな事と同じだと。
あおいと共に辞職しようとする高樹に、待ったをかける者がいた。田所だ。田所は自分がその場を黙認した事を告白し、あおいも高樹も病院にとって必要な人間だと発言する。
田所は桜川病院を退職する。山形の医療センターから院長待遇で声がかかったというのだ。院を去る前に田所は泉田を見舞い、「新病棟の件はあなたにお任せします。」と言う。
廊下ですれ違う高樹に、「桜川はいい病院だ。頼んだよ。」と田所。高樹は田所の後姿に深々と頭を下げる。
ロビーではあおいが田所を待っていた。そして外ではスタッフ一同が、「お世話になりました。」と田所に礼をする。田所は聴診器を江藤に渡し、「安物だけど、君のよりはましだろう。」と笑う。
「また戻ってきて下さい。もっともっと偉くなって・・・」
とあおい。皆で田所を見送る。
北沢は看護学校に合格し、泉田は総師長として復帰した。
車椅子の患者と一緒に、幸せそうに桜の花を見上げるあおい。


レビューは後程・・




テレビドラマの時間 三田ちゃんのそら見たことか
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by mitachan2006jan | 2006-03-23 12:27 | ストーリー&レビュー

ドラマ Ns' あおい  第十回 2006年3月14日放送 あらすじ&レビュー

あおいの異動から三ヶ月、また春が訪れ、母の命日が近づいている。総師長の泉田はあおいが母の形見を肌身離さず身に着けていることを知る。
田所は本院の会議で、桜川病院の業績を上げた事を讃えられる。泉田が新病棟の設立を提案しようとした時、田所はいきなりそれを撤回し、高級ホテル並みの人間ドッグ専用病棟にするという案を出す。田所の突然の離反に泉田はうろたえるが、目的は違えど手法は同じ、互いを利用しあってきた関係ではないかと田所は言い、二人は方向を違えたことを確認する。
肝硬変の患者不破吾郎が血を吐いた。静脈瘤破裂である。高樹、江藤はチームを組んで治療にあたる。不破の病状は、長くて余命一ヶ月という重いものだった。これ以上治療を進めることは体にも経済的にも負担で、苦しませること無く死に向かって静かに軟着陸させることだと高樹は言う。だが田所は江藤に、諦めずに色々治療を試すことを命令する。
吾郎は言う。「俺、もう駄目かな・・・」親父も肝硬変で死んでいるので何となく死期が分かると言う吾郎。元気になったら花見をしようとみんなで話し合う。
田所の方針に従う江藤。小峰はそれはお香典治療だと言って批判する。あおいも田所にただの金儲け医療ではないかと言うが、田所はこの治療のデータが他の患者を救うと言って正当化しようとする。
高樹は、自分達医者はえてして自分達の都合のいいように誘導してしまうと言い、不破が何を望んでいるか、近くにいるお前だから分かることがあるのではないかと言う。あおいは、中学卒業と同時に大工になった不破は、年に一度の花見が何より楽しみだったと言うのを聞く。「桜の下で笑いながら死にたい。」という不破の願いを聞いて欲しいとあおいは江藤に頼む。しかし田所はそれを許さず、どうしてもというのなら病院を辞める覚悟をしろと暗示する。
悩んでいるあおいに、小峰が言う。「誰に何を言われようが突っ走るのがあんただろう。」小峰は高樹を引き込み一緒に行こうと言い、北沢もそれについて行くと言う。そして日曜日、ついに江藤も田所に内緒で外出許可証を出し、みんなで花見に行くことになる。公園の桜はまだ咲いていない。だが、北沢が一箇所だけ花が咲いている枝を見つける。「有難うな・・」不破は涙を流し、そして数日後、安らかに永眠する。
あおいが泣いているところに泉田が通りかかり、あおいは泉田に不破や母のことなどを話す。それを聞いていた泉田は、今度の看護研修会はあおいに行かせるので準備をしておくように言う。
看護研修会の日、あおいは栃木まで泉田に同行し、研修を手伝う。泉田は講演で、「私たちの使命は人の命を救うことだが大切なのは人の心、終末期の患者にとって、自分達の小さな手のひらに託されているのは患者の魂だ。」と言う。病気を診るのではなく人を看る、その時患者は病気という肩の荷を下ろし、安らかな最後を迎えることができると演説した泉田に、あおいは感動する。
帰る前に泉田は付き合って欲しい所があると言い、あおいを墓地に連れて行く。そこにはあおいの母の墓があった。実はあおいの母の最後を看取ったのは泉田だったのだ。あおいにお守りを渡したいというあおいの母の望みをかなえてやれなかったことを悔やんでいると泉田は言う。あおいは、あの時母の手はまだ暖かかった、私はぬくもりを感じることができたと言い、泉田に礼を言う。泉田は、桜川病院に新病棟を作りたいという自分の夢を話す。そして桜川病院、自分自身、そして患者たちの為にも、これからは一人で突っ走ったりルール違反をしない事を約束して欲しいと言う。
帰りの車中で、泉田は急にめまいを起こして倒れる。左手も左足の感覚もなく、脳出血らしい。車はタイヤが脱輪してしまい立ち往生に。嘔吐物が気道を邪魔して泉田は呼吸ができなくなってしまい、命の危機が迫る。あの雪の日のように、違法とされている挿管しか方法はない。

レビューは後程・・
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by mitachan2006jan | 2006-03-14 23:31 | ストーリー&レビュー

ドラマ Ns' あおい  第九回 2006年3月7日放送 あらすじ&レビュー

あおいは無意識の白井に毎日声をかけているが、あおいは最近白井の妻の様子が変だということが気になっており高樹に相談してみる。
患者の胃洗浄をする江藤を田所は見守り、この調子なら消化器は君に任せると言うが、整理すべきは無能なスタッフだとの発言は、ナースステーションの一大関心事となった。田所のはじめの一人はバイトの北沢だった。看護助手まで減らされては困ると婦長緑川は北沢を庇うが、田所は北沢を酷評する。夢を言い訳にして気楽に過ごし、何の努力もせず、見てくればかり着飾り将来もなく社会の役にも立たず、はやりの電化製品と一緒、いずれは廃棄物センターに捨てられるだけだと言う。
自分と仲がいいから田所の気に障ったのだと言うあおいだが、北沢は自惚れるなよと言う。こんな仕事バイト代がいいからやっただけ。吐いたものとか、膿の始末とか汚いし、白井さんだって話しかけても無駄だと言う。あおいは北沢を引っ叩き、「本気でそう思っているなら、患者さんに触らないで。」と言う。
白井の妻は花屋を閉めることにしたという。「うちの人、本当に良くなるんでしょうか?」と聞かれた高樹は、わずかながら対向反射があると言い、これからも希望を失わず頑張りましょうと元気づける。
北沢は次の日病院を休む。自分のしていることはやはりままごとだと反省する北沢の目の前に倒れている中年の男性が。北沢はすぐに救急車を呼び、その男は事無きを得る。褒められる北沢を見ているあおいがいた。北沢は自分の医療への気持ちをあおいに打ち明けようとする。その時、どこからか音が聞こえてきた。白井の部屋からだ。白井の妻が呼吸器を外したのだ。「これ以上、この人を苦しませないで。この人もきっとそれを望んでいる。」という妻にあおいは懸命に緊急処置を施し、高樹も来て白井はなんとか持ち直す。「もう大丈夫です。」と言う高樹に白井の妻は泣きながら謝る。
田所は高樹に、「結局君のしていることは白井さんに重い荷物を背負わせることだけじゃないか。」と言う。高樹は、信号を発していた奥さんに薄っぺらいことしか言えなかった。助けたい一心だったあの時の選択が正しかったのか分からない。田所の言うとおり、奥さんを巻き込んでしまったのかもしれないと言う。
もうすぐ夜が明ける。花市場が開く時間だ。五年間一度も朝の競りを休んだことがなかったという白井の妻。夫の夢だった店を守ろうと、一生懸命だったと言う。「だったら、今から行きませんか?」あおいは白井の妻と市場に行く。本当にお店を辞めてしまうのかと尋ねるあおいに白井の妻は、亡くしてしまったのは希望、夫は死なせて欲しい、苦しみから解放して欲しいと思っているのではないかと言う。あおいは、「頑張らないで下さい。白井さんのお世話を頑張るのは私達看護士の仕事です。」「奥さんのいらっしゃった時は、白井さんの手はいつもより暖かいんです。だから、今日は嬉しいんだとか何となく感じるんです。」と言って励ます。「奥さんの笑い声が白井さんにとっての希望にもなるんじゃないでしょうか。」とあおい。
あおいは、白井の治療に看護の立場から五感刺激が有効なのではないのかと提案する。高樹も昏睡患者への五感刺激は有効だが今の看護体制では難しいと言う。それでも奇跡を信じたいというあおい。それを聞いていた総師長は、昔十七歳の少女を五人がかりで風呂に入れた時に動かなかった手で胸を隠したことを話し、「やってみなさい。」と言う。何よりも成功すれば看護学校でも話題になるし、病院の宣伝にもなると言ってあおいの意見を承認する。そして高樹には、「看護の力で生まれる奇跡もある。たまには看護の力を信じてみてはどうですか?」と言う。
高樹は総師長にもらった資料から、昏睡患者に人の声が聞こえていたという証言が多かったことから、白井に家族や仕事の話をしながらどんどん声をかけていこうと言う。
田所は医療と違って看護は保険の点数が低いとあおい達を叱責するが、北沢は、「患者の一番近くにいるのは俺達なんだよ。体裁や見てくればかり気にしているのはあんただろう?」と言って田所にたてつく。「君は今すぐクビだ。出て行きなさい。」と田所。
病院を去る北沢はあおいにCDを渡し、白井に聞かせて欲しいと言う。それは音楽の演奏でもなく、ただ花市場の競りの様子を録音したものだった。だが、それを聞いた白井の手がぴくりと動く。
「私にチューリップ競り落としてくれるんでしょう?」妻がそう叫ぶと白井の手は再び動き出し、高樹もあおいも感動の涙を流す。
それを聞いた北沢は、バンドを続ける一方で看護学校への入学を決めたとあおいに話す。もっとむきになって頑張るのも格好いいかもと思ったと北沢。
田所は五感刺激の治療を自分が提唱したと言い、雑誌などで注目される。ぶつぶつ文句を言う小峰達だが、北沢は総師長のはからいで現場に戻って来れることとなった。

レビュー
昏睡患者の白井が「開く」回。医師と看護の接点と立場の違いが描かれている。対価を度外視した看護はこのドラマの柱。希望にまどろむのではなく現実を解きほぐしていくあおい。可憐なお花といたいけな看護がオーバーラップし、力強く大胆な直感に筋を通させた回でもある。 
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by mitachan2006jan | 2006-03-08 13:18 | ストーリー&レビュー